MoodleプラグインやカスタマイズによるAI機能追加
Completion requirements
Moodleの小テスト問題自動生成プラグインの紹介
はじめに
Moodleには、プラグインを利用することでさまざまな機能を拡張できます。その中の一つである「OpenAI Question Generator」を使用すると、小テストの問題を自動生成できます。本記事では、このプラグインのインストール方法や使い方、注意点について紹介します。
OpenAI Question Generatorとは
「OpenAI Question Generator」は、Moodleのプラグインディレクトリで公開されているプラグインの一つです。ただし、このプラグインは公式の標準機能ではなく、メンテナンスが十分に行われていない可能性があります。
プラグインの特徴
- 自動で小テスト問題を生成できる。
- 問題形式は○×(正誤)式、短答式、多肢選択式から選べる。
- 文章を入力するだけで問題を作成可能。
- 生成後に問題の修正が可能。
インストール方法
プラグインをダウンロード
- Moodleのプラグインディレクトリから「OpenAI Question Generator」をダウンロード。
- ただし、標準のバージョンでは動作しないことがある。
- 修正されたバージョンを作者のコメントから取得すると、Moodle 4.5でも動作する。
Moodleにインストール
- Moodleの管理画面から「ZIPとしてプラグインインストール」を選択し、ダウンロードしたファイルをアップロード。
- 正常にインストールされると、「ブロック追加」のリストにプラグインが表示される。
使い方
1. プラグインを追加
Moodleのコースに移動し、「ブロックを追加」から「OpenAI Question Generator」を選択して追加。
2. 問題の生成
- プラグインの「Generate Questions」ボタンをクリック。
- 問題を作成したい文章を入力。
- 問題の形式(○×、短答、多肢選択)を選択。
- 問題数を指定し、生成ボタンをクリック。
- しばらく待つと問題が自動生成される。
3. 生成された問題の確認と修正
- 生成された問題は、Moodleの「問題バンク」に保存される。
- 「フィルターを適用する」をクリックし、作成した問題を表示。
- 必要に応じて修正や削除が可能。
4. 小テストへの追加
- 「小テスト」アクティビティを作成。
- 「問題を追加」から「問題バンク」を開く。
- 生成した問題を選択し、小テストに追加。
- 設定を保存し、小テストを公開。
注意点
日本語対応の問題
- 生成された問題が英語になることがある。
- プラグインの設定を変更するか、手動で修正が必要。
問題バンクの表示
- 生成された問題は「コースのトップ」に保存されるため、フィルターを適用しないと表示されない。
まとめ
「OpenAI Question Generator」は、Moodleで小テスト問題を自動生成する便利なプラグインです。ただし、日本語対応の問題や、インストール時の注意点があります。適切に設定・調整することで、効率よく問題を作成できるでしょう。
Last modified: Monday, 24 February 2025, 2:24 PM